棚の奥と、扉を開けた入口を別々に測る
収納ケースを置く場所は、棚の内寸だけでなく、ケースを出し入れする入口まで測ります。無印良品の「収納確認シート」でも、折りたたみ戸がある場合は間口と内部の有効寸法を分けて記録するよう案内しています。
採寸するときは扉を普段使う位置まで開き、左右の壁や支柱の間、棚板から上の板まで、背板から閉じた扉までを測ります。蝶番やレールなどの出っ張りがある場所も確認し、広い部分だけの寸法で選ばないようにします。これは寸法確認の手順案で、個別の家具での実測結果ではありません。
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| 記録する場所 | 照合するもの |
|---|---|
| 棚の内側の幅・奥行・高さ | ケースの最大外寸 |
| 扉を開けた入口の幅と高さ | ケースが通るか、引き出しが当たらないか |
| ケース前面から家具・壁まで | 引き出しを開け、人が使う空間 |
| 収納する物の幅・奥行・高さ | ケースの有効内寸 |
幅80cmに39cmのケースを2個置く計算例
以下は架空の棚とケースを使った計算例です。棚の有効幅を80cm、ケースの最大外寸幅を39cmとすると、2個分は78cmで、差は2cmです。この2cmは左右とケース間に残る余白の合計であり、左右それぞれに2cmあるわけではありません。
さらに扉を開けたときの通過幅が76cmしかなければ、78cm幅の2個を並べたまま通すことはできません。1個ずつ入れられても、置いた位置によっては引き出しが扉に当たります。棚の内側に収まることと、そのまま引き出せることは別に確かめます。
必要な余白は扉の構造や製品によって変わります。この例の2cmを推奨値にはせず、商品の寸法図や取扱説明書に指定があればそちらを使います。
ケースの奥行だけでは、開けたときの長さは分からない
引き出し式は、閉じた本体が収まっても前がベッドや机で塞がれていると使いにくくなります。商品ページに開いた状態の寸法や引き出しの移動量があれば、設置位置から前方にその長さを取れるか確認します。記載がないときは、外寸の奥行をそのまま引き出す距離として計算せず、寸法図や店頭展示で確認します。
前に立つ、かがむ、収納物を持ち上げる動作にも場所を使います。床に紙などで予定の本体位置を示し、普段の扉の開閉と動線を重ねて見ると、幅・奥行・高さの数字だけでは気づきにくい干渉を探せます。
最後に中へ入れる物を測って、型番を残す
ケースの外寸は設置用、有効内寸は収納物との照合用です。天馬のフィッツケース公式仕様でも、この二つは別の項目として記載されています。畳んだ衣類、ファイル、仕切り箱などを実際に使う向きにして測り、内寸と比べます。
注文メモには商品名だけでなく型番、色、最大外寸、有効内寸を残します。棚の採寸メモと見比べてから購入すれば、同じシリーズの幅違い・高さ違いも取り違えにくくなります。ふた付きなら、上でふたを開けるのか、ケースごと取り出すのかも決めておきます。